2014/03

27

コメント:0

女性がビジネスで使うバッグを考える


働く女性のみなさんは、ビジネスでどのようなバッグを使っているでしょうか。おそらくほとんどの人がショルダータイプのバッグでしょう。私もずっとショルダータイプ以外は考えたことがありませんでした。しかしスーツを着た男性を見ると、ショルダータイプの人もいますが、手提げタイプ(いわゆるブリーフケース)の人も多いのです。これはなぜでしょうか。今回は、ビジネスシーンにふさわしい女性のバッグについて考えてみたいと思います。


1.ショルダータイプと手提げタイプのメリット・デメリット

まずは、ショルダータイプと手提げタイプのメリット・デメリットを考えてみます。

バッグの比較

このリストを見ると、ショルダータイプの圧勝のように思えます。重い荷物も持ちやすく、重心が上がるのですらっと見えるなど、女性にはメリットがいっぱいです。これは男性にとってもメリットであるはずなのに、手提げタイプを使う男性が多いのはなぜでしょうか。

それは、肩で着るスーツにとって、肩のラインが崩れるのは非常に大きなマイナスポイントだからです。シーンによっては、致命的になるかもしれません。ビジネスシーンにおける服装は、自分がどんな人間であるかのアピールとともに相手への心使いを表すものです。初対面の相手にヨレたスーツで会うことは、「あなたは私が気を使う相手ではない」と言っているようなものです。手提げタイプがスマートに見えるというより、ショルダータイプの見た目が悪すぎるというのが正しいのかもしれません。しかも肩パッドがつぶれてしまうと、バッグを肩にかけていないときでも見た目が悪くなります。

もちろん、機能性と見た目のどちらがより重要かは、ポジションや使うシーンによって異なります。現場を駆け回るときは、機能性を重視し仕事の成果を上げることに集中する。顧客のキーマンと打ち合わせするときは、機能性を犠牲にしてでも見た目を重視する。そのような使い分けもあるでしょう。女性は私がそうだったように手提げタイプのバッグを最初から除外して考える傾向にありますが、もったいないことです。特にリーダークラスの女性には、手提げタイプのバッグを忘れずに選択肢にいれることをおすすめします。


2.まずは荷物を減らす

手提げタイプのバッグにしてみたいけれど、荷物が多いので無理という人も多いかもしれません。最近はノートパソコンやタブレットを持ち歩くこともあり、ますます荷物が増えやすくなっています。

書類の山しかし、荷物が多い本当の理由が、頭の整理ができていないから、先が読めていないからということはないでしょうか。実はこれも私が経験したことです。何が重要で何が重要でないかという頭の整理が出来ていないので、仕方なく全部持っていく。打ち合わせがどのような展開になるか充分計算していないので、持って行く資料を絞り込めない。それがまわりに伝わり、まわりに「この人で大丈夫だろうか」という不安を与えたこともありました。これは、仕事をするうえでスーツの肩のラインが崩れるよりも大きな問題です。もしこのような状態なら、まずは頭を整理し、先を読む習慣をつけることが必要です。

打ち合わせがどういう展開になる(する)かを整理しても、まだ荷物が多いという人もいるでしょう。どうしても必要な物が多いこともありますが、用心深すぎるためということもあります。後者ならば、先にバッグを選び、それに入れるものを選ぶという順序で考えてみてはいかがでしょうか。優先度の高いものからバッグに入れ、入れられなかったものは、それが必要になる(今まで必要になった)確率となかった場合の影響を考えます。確率が低く影響が少ないと分かれば、持たない踏ん切りがつくのではないでしょうか。もちろん最後に、そのバッグの大きさが適切であるか評価する必要があります。


3.手提げタイプをスマートに持つには

手提げタイプのバッグは、同じ重さの荷物でもショルダータイプより重く感じます。出来るだけ、負担を感じないようにするには、以下を気をつけると良いでしょう。

・ 持ち手がなるべく短いものを選ぶ
・ 中指と薬指でバッグを引っ掛けるように持つと負担が少ない
・ バッグを持つ手を交互に入れ替える

持ち手が短いと歩いている際に体の中心から離れにくいので、持ち手が長いものより重さを感じにくくなります。また、持ち手が長いと重心が下がってバランスも悪いので、見た目の点でも短い持ち手がおすすめです。

古武術(古武道)の考え方によれば、5本の指でバッグの持ち手を握るよりも、中指と薬指を中心とした「キツネの手」にかけるように持つ方が負担が少ないそうです(古武術に学ぶ体づかい『かばんを持つ場合』)。

ショルダータイプもそうですが、一方でばかり持つと姿勢が悪くなったり肩こりがひどくなったりします。よく言われることですが、意識して持ちかえることが大切です。


以上、ビジネスシーンにふさわしいバッグについて考えてみました。私もそうでしたが、女性はショルダーバッグという選択肢しか見えていないことが多いように思います。選択肢が多いことは、選択した結果が豊かであることに繋がります。ぜひ、手提げタイプ(ブリーフバッグ)を選択肢に加えてみてください。残念ながら、女性向けのバッグ売り場にはこのタイプのビジネスで使えそうなものが少ないので、ピッタリなものを探すのは少し大変かもしれません。しかし、それは差別化ポイントになり得るということでもあります。ビジネスシーンでも、バッグの持つイメージを上手に利用してみてはいかがでしょうか。

関連記事
※上記本文中に商品やサービスについてクリックできるリンクがある場合、そのリンク先で商品やサービスのご購入等をされますと、当ショップに紹介手数料収入が発生する場合がございます(アフィリエイト・プログラムの仕組みです)。この手数料収入につきましては、当ショップが運営している、利用料無料の[ 美的ブログパーツ ]の運営費や、ショップサイト[ Another You ]のポイントシステムで寄付できる非営利法人・団体・協会への寄付、などとして使用させていただきます。実施した寄付につきましては、適宜、このブログでもご報告いたします。なお、リンク先での商品やサービスに不都合があり、万一、損害を被られた場合でも、当ショップは補償等の責任は負いかねます。予めご了承ください。

タグ: 働く女性ファッションバッグ

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバック URL

http://anotheryoustyle.blog.fc2.com/tb.php/81-98cc2920

お知らせ

★ 初めてお越しいただいた方は、是非、[こちら]もご覧ください。

プロフィール

Another You

ジュエリーショップ Another You は、忙しいビジネスパーソンが忙しい日々のなかで見失ってしまった自分らしさ、その自分らしさを探す場をジュエリーを通してご提供することを目指しております。

その一環として、ビジネスパーソンとしての経験を持つスタッフ、ITエンジニアとしての経験を持つスタッフ、ジュエリー制作の技術を持つスタッフ、ジュエリーコーディネータの資格を持つスタッフが、働く女性のお役にたてるミニコラムを掲載してまいります。

最新記事

人気記事ランキング(1ヵ月間)

検索フォーム

ビジネスシーンで使えるジュエリー

クリックで詳細画面に移動します

ジュエリー/ファッションコラム(別ブログ)

NEW  仕事でジュエリーを着ける意味
ホワイトゴールドはなぜ白い?
K10は金と言える?|貴金属の知識
ビジネスシーンで真珠をつけにくい理由2
ビジネスシーンで真珠をつけにくい理由1
太い指の人がビジネスシーンで使える指輪
首の形から考えるビジネスシーンネックレス
顔の形から考えるビジネスシーンイヤリング
ビジネスシーンのメガネとジュエリー
ショールカラージャケット|ジュエリーコー..
ノーカラージャケット|ジュエリーコーデ..
テーラード+イタリアンカラー|ジュエリ..
テーラード+カットソー|ジュエリーコー..
テーラード+シャツ|ジュエリーコーディ..
戦略の立て方|ジュエリーコーディネート..
ビジネスシーンジュエリー(3)手元
ビジネスシーンジュエリー(2)胸元
ビジネスシーンジュエリー(1)顔まわり
本質をテーマにした指輪|試作品
働く女性の腕時計と手のジュエリー
働く女性の腕時計とブレスレット
今もとめられるジュエリーとは
スーツにふさわしい季節感のあるジュエ..
ビジネスシーンのジュエリーに季節感を
ビジネスで使うジュエリーを戦略的に揃える
ネイルとジュエリーを戦略的に使い分ける
ビジネスシーンで役立つオメガ・ネック..
ビジネスシーンでのブローチ
ジュエリーに関する雑学
ビジネスシーンにふさわしいV字指輪
ビジネスシーンでの指輪はどの指に
リーダーにふさわしいビジネスシーンでの..
ビジネスでのファッションは仕事のセンス
リーダーにふさわしい貴金属とは
リーダーにふさわしい宝石とは
ビジネスシーンにおけるジュエリーリング

PR

QRコード

QR

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

ご訪問者数|since 2012.4

Original Designed by

Ad