働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。
長く働いていると、健康でなければ仕事の効率が落ちることを実感するようになってきます。健康であるためにはバランスのよい食事と適度な運動が大切。外食や出来合いの食品にも栄養バランスに注意したものが増えたとはいえ、細かな調整ができる自炊をメインにしたいものです。しかし、忙しく働く中では調理や運動にあまり時間を割けないのも事実なので、いかに効率的に調理や運動をこなすかは、仕事を続ける上での必須スキルといえるでしょう。
私も効率的に調理するため、冷凍・電子レンジ・ゆでる・圧力鍋などいろいろな方法を試してきました。今回はその中でもシャトルシェフを使う方法の1例をご紹介します。シャトルシェフは、保温調理をするための鍋です。保温調理とは、短時間火にかけた後に保温して、余熱のチカラで食材に火を通す調理方法。シャトルシェフはステンレス魔法びんと同じ高い保温力を持ち、余熱でじっくり煮込むことができます。シャトルシェフの特徴は「シャトルシェフとは」で説明されています。(私が持っているものは、右のものよりずっと古い型のものです)
シャトルシェフは火にかける時間は短くなるものの保温時間が必要なので、調理時間としてはあまり短くなりません。調理時間を短くしたいなら圧力鍋の方が役に立ちます。しかし、短時間火にかけたら後は放置できるというメリットがあります。そのメリットを生かすため、私は週2回程度、今日の晩御飯を作りながらシャトルシェフで次の日以降に使うストック料理を作るという並行作業をするようにしています。これならば、晩御飯を食べている間にストック料理が出来上がっているので、時間の無駄がありません。この方法の詳細と、そのために必要なグッズ、注意すべき点の3つをお話したいと思います。
1.シャトルシェフを使った並行作業
私がシャトルシェフでよく作るのは、薄く味付けしたスープに塊肉を厚めに切ったものや鶏手羽などと大きく切った野菜を入れて一緒に煮込むというものです。その手順は
この方法ならば肉も柔らかく仕上がりますし、固めの野菜は荷崩れせず火が通っており、どちらも軽く味がついているので、応用範囲が広いのです。冷蔵庫から出してそのままレンジで温めたり、適当な大きさに切って炒め物などに追加したりしています。
2.あくとりシートは便利
この方法は、鍋に材料を入れた後は火加減の調整と保温容器への出し入れなど簡単な作業しかしない、だから晩御飯の調理と並行で進めることが出来る、という状態にすることが大切です。そのためには、あくとりを効率化しなければなりません。
あくを取らないとと味が落ちますが、あくとりは時間も手間もかかる作業なので、私はあくとりシートを使っています。あくとりシートは入れるだけであくがとれるので、本当に楽になりました。私はたまたまスーパーにあった左の商品を使い続けていますが、他の商品でも同等の効果は得られるようです。
3.食中毒に気をつける
NHK「ためしてガッテン」2013/6/12放送の『こんなのアリ!?食中毒 信じられない新常識!』では、ウェルシュ菌による食中毒について解説していました。
番組によると、ウェルシュ菌は、加熱でも死滅せず、「芽胞(がほう)」というカプセルのような状態になってしぶとく生き延びるそうです。55~20℃の温度帯が増殖に適しているそうなので、その温度帯にいる時間を出来るだけ短くすることが大切とのこと。シャトルシェフによる保温調理では徐々に温度が下がりますから、温度管理に注意する必要があります。
シャトルシェフに95℃のお湯を入れた場合の湯温変化グラフが公開されていますが(「シャトルシェフとは」)、それによれば8時間後でも70℃前後までしか下がらないようです。しかし、保存容器の容量が小さいものはこれほど保温性がないようですし、大容量の容器でも作る量が少ないければ掲載グラフより冷めやすいでしょう。それでも、2~3時間であれば55℃以下になることはないようです。私は今まで、保温容器から出したらジップロックコンテナ(保存容器)に入れて粗熱が取れるまで放置し、寝る前に冷蔵庫に入れていましたが、この番組を見てから保冷剤などを使ってなるべく早く粗熱をとって冷蔵庫に入れるように注意しています。
このように、使い方を工夫すればシャトルシェフによる保温調理は便利な方法だと思います。ただ、調理鍋を保温容器で包んだ構造なので、普通の鍋より場所を取るということには注意が必要です。私は4.5Lを買ってしまったので、取り出したり片付けたりするのが面倒ですし、保管場所にも悩みました。あまり大きすぎるものは出し入れが面倒になって結局使わなくなると思います。生活スタイルにあった容量のものを選択し、収納場所をきちんと用意することが大切だと実感しています。
調理の効率化は、複数のテクニックを場面に応じて上手く使い分ける必要があります。このブログでは、今回ご紹介したシャトルシェフを使う方法以外もいくつかご紹介していますので、よろしければそちらもご参照ください。
【関連コラム】
・忙しくてもきちんと野菜を食べるには
・肉・魚調理をおいしく時短する
・魚焼きグリルで野菜焼き
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シャトルシェフは火にかける時間は短くなるものの保温時間が必要なので、調理時間としてはあまり短くなりません。調理時間を短くしたいなら圧力鍋の方が役に立ちます。しかし、短時間火にかけたら後は放置できるというメリットがあります。そのメリットを生かすため、私は週2回程度、今日の晩御飯を作りながらシャトルシェフで次の日以降に使うストック料理を作るという並行作業をするようにしています。これならば、晩御飯を食べている間にストック料理が出来上がっているので、時間の無駄がありません。この方法の詳細と、そのために必要なグッズ、注意すべき点の3つをお話したいと思います。
1.シャトルシェフを使った並行作業
私がシャトルシェフでよく作るのは、薄く味付けしたスープに塊肉を厚めに切ったものや鶏手羽などと大きく切った野菜を入れて一緒に煮込むというものです。その手順は
- 肉や野菜(ニンジンやタマネギ、いんげん、ブロッコリーの茎など)を大きく切ってシャトルシェフの調理鍋に入れ、水を加えて火をつけます。いも類、かぼちゃはスープが傷みやすくなると聞いたので入れません。
- 晩御飯の準備を始めます。途中シャトルシェフの鍋が沸騰したら火を弱め、コンソメなどで味付けたらあくとりシートをのせます。
- 10分程度経過したら、シャトルシェフの鍋を火から下ろし保温容器に入れます。晩御飯の準備は材料を並べて、包丁で切り、調味料を配合し終わるころ+αの状態なので、それまでコンロが1つふさがっても影響はありません。
- 晩御飯を調理し、食べて片付け終わったら(だいたい1時間から2時間後)、保温容器から取り出します。
- 肉と固めの野菜は水気を切って別々の容器にいれ、スープは柔らかい野菜(タマネギなど)と一緒に容器に入れます。その後粗熱をとって冷蔵庫で保存します。
この方法ならば肉も柔らかく仕上がりますし、固めの野菜は荷崩れせず火が通っており、どちらも軽く味がついているので、応用範囲が広いのです。冷蔵庫から出してそのままレンジで温めたり、適当な大きさに切って炒め物などに追加したりしています。
2.あくとりシートは便利
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あくを取らないとと味が落ちますが、あくとりは時間も手間もかかる作業なので、私はあくとりシートを使っています。あくとりシートは入れるだけであくがとれるので、本当に楽になりました。私はたまたまスーパーにあった左の商品を使い続けていますが、他の商品でも同等の効果は得られるようです。
3.食中毒に気をつける
NHK「ためしてガッテン」2013/6/12放送の『こんなのアリ!?食中毒 信じられない新常識!』では、ウェルシュ菌による食中毒について解説していました。
番組によると、ウェルシュ菌は、加熱でも死滅せず、「芽胞(がほう)」というカプセルのような状態になってしぶとく生き延びるそうです。55~20℃の温度帯が増殖に適しているそうなので、その温度帯にいる時間を出来るだけ短くすることが大切とのこと。シャトルシェフによる保温調理では徐々に温度が下がりますから、温度管理に注意する必要があります。
シャトルシェフに95℃のお湯を入れた場合の湯温変化グラフが公開されていますが(「シャトルシェフとは」)、それによれば8時間後でも70℃前後までしか下がらないようです。しかし、保存容器の容量が小さいものはこれほど保温性がないようですし、大容量の容器でも作る量が少ないければ掲載グラフより冷めやすいでしょう。それでも、2~3時間であれば55℃以下になることはないようです。私は今まで、保温容器から出したらジップロックコンテナ(保存容器)に入れて粗熱が取れるまで放置し、寝る前に冷蔵庫に入れていましたが、この番組を見てから保冷剤などを使ってなるべく早く粗熱をとって冷蔵庫に入れるように注意しています。
このように、使い方を工夫すればシャトルシェフによる保温調理は便利な方法だと思います。ただ、調理鍋を保温容器で包んだ構造なので、普通の鍋より場所を取るということには注意が必要です。私は4.5Lを買ってしまったので、取り出したり片付けたりするのが面倒ですし、保管場所にも悩みました。あまり大きすぎるものは出し入れが面倒になって結局使わなくなると思います。生活スタイルにあった容量のものを選択し、収納場所をきちんと用意することが大切だと実感しています。
調理の効率化は、複数のテクニックを場面に応じて上手く使い分ける必要があります。このブログでは、今回ご紹介したシャトルシェフを使う方法以外もいくつかご紹介していますので、よろしければそちらもご参照ください。
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