働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。
なにもかもがスピードアップして忙しくなり、じっくりと立ち止まって考えることが難しい時代になってきました。忙しさの中で、目的と手段の違いが分からなくなり、ふと自分は何のためにがんばっているのか、と思ったりもします。新しさが求められる現代ですが、こういう時こそ名著といわれる古典の出番ではないでしょうか。時代が変わったとはいえ、物事の本質・人間の本質はさほど変わっていないでしょう。名著といわれるものには、時の試練を生き残るだけの何かがあるはずです。
しかし忙しい日常生活の中で、名著をじっくり読むのは難しいものです。仕事に直結する本を読まなければならないことも多いですし、なにより名著は難しいイメージが強いので二の足を踏んでしまいます。そこで私が良く見ているのが「100分 de 名著」というテレビ番組です(番組HP→★)。この番組は、週1回25分の放送×4回=合計100分で名著を解説しています。限られた時間ですのであまり深みはないですが、名著の根幹部分は分かります。その情報から、今の自分に必要な本であるかどうかを判断して、必要に応じ原典を読んでみるという使い方をしています。
また、番組を見ていない人でも分かるような形で、さらに番組になかった情報を付加してまとめられたテキストもあります。NHKの語学テキストと同じような装丁(表紙は厚い紙)なので価格がとても安く、入門書としては手軽だとおもいます。テレビ番組は見ずに、最初からテキストだけ読むという方法でも充分だと思います。私も、この番組に気がつく前に放送されたシリーズで再放送されていないものは、テキストだけ読んでいます。
タイトルを聞いただけでは興味のわかない名著もありますが、それも出来るだけ見るか読むようにしています。例えば、私は「儒教的」な思想に馴染めないのですが、「論語」のシリーズも読みました(放送済みだったので)。すると、論語は原文より後からつけられた注のほうがだんぜん多く、「儒教的解釈」は孔子のもとの意味を離れて支配者の都合のいいものになっている、という解説がありました。また、仏教といえば念仏というイメージがあったのですが、ブッタの「真理のことば」のシリーズでは、ブッタの教えは、念仏を称えれば救われるというような誰かに救いを求めるものではなく、自分の道は自分で開けという厳しい教えだとの解説もありました。このように、間違った先入観で避けていたものの本当の姿を思いがけず知ることができるというのも、この番組の魅力です。扱う名著の時代や分野もバラエティに富んでいます。ただし、私は文学系の本は筋を追いかけてもつまらないと思うタイプなので、文学系の名著はパスしています。
現代は競争社会、格差社会だといわれますが、今より過酷な時代に、「人間とは何か」「なんのために生きているのか」を真剣に考えた人たちの言葉は、何かのヒントになるのではないでしょうか。

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しかし忙しい日常生活の中で、名著をじっくり読むのは難しいものです。仕事に直結する本を読まなければならないことも多いですし、なにより名著は難しいイメージが強いので二の足を踏んでしまいます。そこで私が良く見ているのが「100分 de 名著」というテレビ番組です(番組HP→★)。この番組は、週1回25分の放送×4回=合計100分で名著を解説しています。限られた時間ですのであまり深みはないですが、名著の根幹部分は分かります。その情報から、今の自分に必要な本であるかどうかを判断して、必要に応じ原典を読んでみるという使い方をしています。
また、番組を見ていない人でも分かるような形で、さらに番組になかった情報を付加してまとめられたテキストもあります。NHKの語学テキストと同じような装丁(表紙は厚い紙)なので価格がとても安く、入門書としては手軽だとおもいます。テレビ番組は見ずに、最初からテキストだけ読むという方法でも充分だと思います。私も、この番組に気がつく前に放送されたシリーズで再放送されていないものは、テキストだけ読んでいます。
タイトルを聞いただけでは興味のわかない名著もありますが、それも出来るだけ見るか読むようにしています。例えば、私は「儒教的」な思想に馴染めないのですが、「論語」のシリーズも読みました(放送済みだったので)。すると、論語は原文より後からつけられた注のほうがだんぜん多く、「儒教的解釈」は孔子のもとの意味を離れて支配者の都合のいいものになっている、という解説がありました。また、仏教といえば念仏というイメージがあったのですが、ブッタの「真理のことば」のシリーズでは、ブッタの教えは、念仏を称えれば救われるというような誰かに救いを求めるものではなく、自分の道は自分で開けという厳しい教えだとの解説もありました。このように、間違った先入観で避けていたものの本当の姿を思いがけず知ることができるというのも、この番組の魅力です。扱う名著の時代や分野もバラエティに富んでいます。ただし、私は文学系の本は筋を追いかけてもつまらないと思うタイプなので、文学系の名著はパスしています。
現代は競争社会、格差社会だといわれますが、今より過酷な時代に、「人間とは何か」「なんのために生きているのか」を真剣に考えた人たちの言葉は、何かのヒントになるのではないでしょうか。
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