働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。
以前のミニコラム『「戦略」なんて関係ない?』で戦略の重要性に気がついた私ですが、ふと「どんなに立派な戦略を立てても、その目的がつまらないものだったら、結局意味がないのではないか」と思いました。そんなときにこの本を読み、色々考えさせられました。

この本は、友達への接し方に悩んでいたとき、別の友達に勧められたものです。ケアと言っても介護などの狭い意味ではなく、以下のようなものだと記述されています。
この本では、ケアするために必要なこと、ケアする側にとってのケアの価値・意味が述べられています。他の人の役に立つことが自分の成長につながるとは良く言われることですが、その本当の意味を丁寧に解説しています。翻訳調ですこし読み辛いですが、読み進めれば言いたいことは充分理解できると思います。
このような関係として「子供に対する親」がまず最初に思い浮かびますが、部下に対するリーダーにも当てはまるような気がします。もちろんビジネスではケア(→部下の成長)だけが判断基準ではないですが、部下を育てることはリーダーの大切な職務の1つですので。私が現場リーダーをしていたころにこの本に出会っていれば、もうすこし違うことが出来たのではないかと感じました。
また、企業活動そのものでも、この本に書かれた視点はこれから重要になってくるのではないかという気がします。競争が激しい現代では、利益確保が目的と化している企業もあります。しかし、ドラッカーは、利益は企業が続くための条件であり目的ではない、企業の目的とは、顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足を提供すること、イノベーションすなわち新しい満足を生みだすこと、と言っています。ならば、「ケア」の視点で考えることは、どのような企業でも必要とされることでしょう。
この本は、小手先のテクニックとは無縁で、本質を突き詰めて考えるような内容です。しかし、前例がない状況、混迷して何が有効な策なのか分からない状況では、小手先のテクニックではなく本質的な対応をしないと生き残れないのではないでしょうか。この本に書かれていることを実践するのは非常に大変で、私も実践するのは難しいと感じますが、すこしでも実行できるように心がけたいと思います。
★ 関連コラム
・「戦略」なんて関係ない?
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この本は、友達への接し方に悩んでいたとき、別の友達に勧められたものです。ケアと言っても介護などの狭い意味ではなく、以下のようなものだと記述されています。
一人の人格をケアするとは、もっとも深い意味で、その人が成長すること、自己実現することをたすけることである。
ケアすることは、自分の種々の欲求を満たすために、他人を単に利用するのとは正反対のことである。
他の人々をケアすることをとおして、他の人々に役に立つことによって、その人は自身の生の真の意味を生きているのである。
この本では、ケアするために必要なこと、ケアする側にとってのケアの価値・意味が述べられています。他の人の役に立つことが自分の成長につながるとは良く言われることですが、その本当の意味を丁寧に解説しています。翻訳調ですこし読み辛いですが、読み進めれば言いたいことは充分理解できると思います。
このような関係として「子供に対する親」がまず最初に思い浮かびますが、部下に対するリーダーにも当てはまるような気がします。もちろんビジネスではケア(→部下の成長)だけが判断基準ではないですが、部下を育てることはリーダーの大切な職務の1つですので。私が現場リーダーをしていたころにこの本に出会っていれば、もうすこし違うことが出来たのではないかと感じました。
また、企業活動そのものでも、この本に書かれた視点はこれから重要になってくるのではないかという気がします。競争が激しい現代では、利益確保が目的と化している企業もあります。しかし、ドラッカーは、利益は企業が続くための条件であり目的ではない、企業の目的とは、顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足を提供すること、イノベーションすなわち新しい満足を生みだすこと、と言っています。ならば、「ケア」の視点で考えることは、どのような企業でも必要とされることでしょう。
お客様をケアするとは、もっとも深い意味で、お客様が成長すること、自己実現することをたすけることである。
ケアすることは、企業の種々の欲求を満たすために、お客様を単に利用するのとは正反対のことである。
お客様をケアすることをとおして、お客様に役に立つことによって、企業は自身の生の真の意味を生きているのである。
この本は、小手先のテクニックとは無縁で、本質を突き詰めて考えるような内容です。しかし、前例がない状況、混迷して何が有効な策なのか分からない状況では、小手先のテクニックではなく本質的な対応をしないと生き残れないのではないでしょうか。この本に書かれていることを実践するのは非常に大変で、私も実践するのは難しいと感じますが、すこしでも実行できるように心がけたいと思います。
★ 関連コラム
・「戦略」なんて関係ない?

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