働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。

37、8歳という年齢は、男性も女性も肉体的な1つの転換点ではないのでしょうか。私も、あれ?おかしい、今までとなにか違うと感じはじめたのがこの年齢でした。20代~30代前半の女性の肌のようなきめの細かさ・やわらかさが少なくなり、顔全体がくすんで元気のない暗い肌になりがちでした。また、口角が下がり気味で、不機嫌そうな表情も気になりだしました。
リーダーなどと言われる立場になって相当忙しくて疲れ気味でしたし、トラブル続出のため表情も厳しくなりがちだったので、年齢だけではなく、そのような環境も一因だったのかもしれません。しかし、お客様やメンバーに疲れた印象・不機嫌そうな印象を与えることは、リーダーとしてはあまり良いことではありません。お客様はこの人に任せて大丈夫だろうかという不安を覚えるでしょうし、メンバーのやる気まで下がる可能性もあります。疲れていたとしても、それなりの明るさ・前向きな姿勢を感じさせなければなりません。
このような場合、多くの女性はメイクで対処する方法を考えるのかもしれません。しかし、私はメイクが崩れやすい体質・くせを持つ上に、メイク直しをしている時間もないほど忙しかったので、メイクでの対処は始めからあきらめていました。崩れたメイクほど、みっともないものはないですから。また、粗を隠すためにお化粧に頼ると、段々とお化粧が濃くなっていきそうで、ビジネスシーンではふさわしくないと思ったからもあります。
前の2つのコラム( 働く女性にとっての美容と健康(1) / 働く女性にとっての美容と健康(2))では、ストレッチで体のマイナスをリセットし、スロトレ・アイソメトリック、ウォーキングなどでより積極的に体力をつけようと動き始めたことをお話しました。そこで実感したのは、筋肉の若さが見た目の良さにつながるということです。そんな時、だんだんと衰えを感じはじめた顔も表情筋を鍛えれば持ち直せるという話を聞き、興味を持ったのでした。
第3ステップ : 顔も鍛えられる!?
その後、本格的な表情筋トレーニングも試してみました。ひとつは犬堂文子さんの「フェイスニング」です。普段使っていない表情筋を動かすのは大変で、フェイスニング後には軽い筋肉痛のような状態にもなりました。私には、アエイオウ運動がストレッチだとしたら、フェイスニングは坂道ダッシュのような感じがしました。当時の私にはレベルが高すぎたことと、エクササイズの種類が多すぎてどれをやるべきか迷ったこともあり、続きませんでした。まず行ったのが「アエイオウ運動」です。大きく口を開いて、筋肉の動きを意識して「ア・エ・イ・オ・ウ」と言うだけ(声が出せないところでは、口だけ動かしても大丈夫)なので、ちょっと時間のあるときにいつでもどこでもできるのが良いところです。私は会社から帰宅中の人のいない路上やお風呂の中で行うのが日課でした。口を大きく開けるので、ストレス解消にもなります。

次に試したのは、宝田恭子さんのエクササイズでした。適度な負荷でやりすぎないよう注意すべきなど理論面がスロトレの石井直方さんと似ている点に安心感がありました。また、歯科医師であることも試してみようと思った理由の1つです。専門家がすべて正しいとは思いませんが、その道のプロのお話はやはり参考になる部分が多いというのが、仕事で学んだことですので。
その中で、私がやっていたのは舌回しエクササイズと舌スイングエクササイズです。舌回しエクササイズは、口を閉じたまま舌で歯と歯肉をなでるようにまわし、同時に目もまわすというもの。最近では美容番長シルクさんも似たようなエクササイズを紹介していたと思います。舌スイングエクササイズは、胸の前で手をクロスして上を向き、舌を突き出して両方の口角を舐めるように左右にスイングさせ、同時に目もスイングさせるというもの。どちらも、舌と一緒に目も動かすので、1日中パソコンを使う仕事をしていた私には一石二鳥でした。(詳細情報は後述いたします。)ただし、ちょっと人には見せられないような顔になるので、人のいない場所でしかできないという制約があります。ペットボトルを使ったエクササイズもあったのですが、それは続きませんでした。私には道具を使ったエクササイズは続かない傾向があります。やはり道具が要らないものに比べて手軽ではないからです。
このように、会社からの帰宅途中でストレス発散も兼ねてアエイオウ運動をし、お風呂の中では目の疲れをとるのも兼ねて舌回しエクササイズと舌スイングエクササイズをするというのが私の定番になりました。これらの効果は劇的というほどではありませんでしたが、疲れた印象・不機嫌な印象は周りに与えなくなったのではないかと思っています。もう少し口角を上げた方がよいのだろうかと思ったこともありましたが、不自然に口角が上がりすぎると作り笑いのような違和感・不快感を与えかねません。やはり、やりすぎず、適度な範囲に留めるということが、ビジネスでも他の何事でも重要なことだと思い直しました。表情筋のトレーニングに割ける時間もそれ以上ありませんでしたし、ビジネスの世界では若い=経験不足と思われるケースもあり、歳相応に見られることは決してマイナスではないと思ったためもあります。
ただ、年齢がさらに上がった最近では、1つの対応策に頼ることの限界も感じ始めています。これからは、もう少し負荷の高い表情筋トレーニングや、リンパを巡らせるマッサージや、お化粧の有効利用など、トータルでケアしなければいけないのかもしれないと感じています。さらには、がむしゃらに働いてきた年齢を超え、これからは色々なことの優先順位を少し見直す必要があるのではないかとも感じています。仕事を優先する姿勢は変わらなくても、自分自身をもう少し大切にして時間を割くことが仕事の質の向上につながるかもしれないと思うのです。
ただ、その場合でも今までのように「時間」と「手間」が最大のネックになるのは間違いないと思います。自分に都合のよいタイミンでサッと始められ、時間がかからないか「ながら」でできること。特別に行うのではなく、生活に組み込めるというのが大切なようです。また、できるだけ器具がいらないことも手軽さにつながる重要なポイントかもしれません。私はこれまでほとんどの時間を仕事に割く生活をしてきましたので、マッサージやお化粧の知識が少なく、これから勉強しようと思っています。もし、参考になる情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントをいただけるとうれしいです。
★ 関連コラム
・働く女性にとっての美容と健康(1)
・働く女性にとっての美容と健康(2)
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■ エクササイズに関する情報
「アエイオウ運動」は色々なところで記載されているようですが、私は佐伯チズさんの本で知りました。佐伯チズさんのWebマガジン「美肌茶房」に、「アエイオウ運動」の説明があります。→ ★
宝田恭子さんのエクササイズは、ご自身のHPでも公開されています。→ ★
犬堂文子さんの「フェイスニング」は、NHKの番組を見てトライしてみました。本も持っていますが、やはり映像があるのとないのでは分かりやすさが違うと思います。犬堂さんはDVDは出していないようなので、リトライするなら「大人のDS 顔トレーニング」がいいかなと思っています。(このソフトは、ニンテンドーDS/DS Liteのみ対応で、DSiでは使用できないそうです)
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