働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。
夏に大活躍の家電といえば、まず思い浮かべるのはエアコン・冷蔵庫でしょうか。実際、2011年夏版の省エネ性能のカタログ(経済産業省資源エネルギー庁発行)では、消費電力量の多い順(家庭)でエアコン1位・冷蔵庫2位、2012年夏版では、冷蔵庫1位、エアコン4位となっています。


数値の違いはデータを取った年の天候の違いが大きいようですが、何れにしろ、家庭の消費電力に占めるエアコンと冷蔵庫の割合が高いことは確かです。今年の夏の電力事情がそれほど切迫しないとしても、無駄な電力消費は避けたいもの。エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると無駄な電力消費が発生することは有名ですが、冷蔵庫の下と背面のホコリも無駄な電力消費につながる可能性があります。
本格的に稼動する夏になる前、湿度が高くなってホコリにダニが増える前に、エアコン・冷蔵庫の掃除をしてみませんか?
1.エアコンの大掃除
エアコンの大掃除と言えば、エアコン洗浄スプレーを連想する方が多いのではないでしょうか。私もエアコンを本格的に動かす前、梅雨の晴れ間に洗浄スプレーで掃除をすることがここ数年の習慣でした。しかし、洗浄スプレーには注意が必要だそうです。
日本冷凍空調工業会によれば
私も市販のエアコン洗浄スプレーは、掃除の手間が大変なわりに奥の汚れがほとんど取れないという不満を持っていました。日本冷凍空調工業会は業界団体であることを差し引いても、自分で掃除をすることが費用・時間・労力の点でベストな選択かは、よく考える必要があるでしょう。業者によるエアコンクリーニングは、壁にかけたままの高圧洗浄だと一般のエアコンなら1万前後が多いので、忙しく働く女性の場合は業者に頼むのも合理的選択だと思います。ただし、フィルター自動お掃除機能付きのエアコンだと高くなりますし、完全に分解して持ち帰るなど洗浄方法のバリエーションによってはさらに高くなります。
なお、独立行政法人 製品評価技術基板機構(NITE)は、2011/06/23にエアコンクリーニングによる事故に対する注意喚起を行っています。その説明資料(PDFファイル)には「市販の洗浄剤などを使用する際には、付属の取扱説明書にしたがって使用してください。業者によるクリーニングでも事故が多発しています。」と書かれており、必ずしも洗浄スプレーによる掃除を否定しているわけではありません。洗浄スプレーを使って自分で掃除するという場合は、メーカーは推奨していないことを踏まえた上で、注意して行う必要があります。おそうじ本舗のサイトに注意点が載っていますので、参考になると思います(リンク先の下の方です→★)。逆に業者に頼む場合でも、業者の選定に充分な注意が必要です。
このようにエアコン内部が汚くなると対応が大変ですので、エアコン内部の汚れを出来るだけ抑えるようにすることも大切です。そもそも、エアコン内部にはホコリがたまりやすく湿度があるため、カビやダニなどのハウスダストが繁殖しやすいことが問題なので、できるだけそのような条件を作らないようにするのです。
(1)エアコン内部にできるだけホコリが入らないようにする
→ フィルターなどのホコリを定期的に掃除し、内部に入り込まないようにする
掃除方法は取扱説明書を参考にすべきですが、こちらも詳しくておすすめです。(おそうじ本舗→★)
(2)エアコン内部の湿度を下げる工夫をする
→ 運転終了後、しばらく送風運転をする。(All About→★)
最近では電源を切った後に自動で送風運転してくれる機種もあります。
(3)カビをエアコン内部から室外に追い出す工夫をする
→ 運転開始後10分間は送風運転しながら2か所窓を開ける。(あさイチ→★)
冷房や除湿で運転するとエアコン内部に水が貯まり、その状態で数日エアコンを使わず、部屋の温度が高めというような状況が起こるとカビが発生するそうです(→★)。泊りがけの出張や夏休みの帰省・レジャーには、特に注意が必要ですね。
2.冷蔵庫の大掃除
エアコンの掃除も面倒ですが、それ以上に面倒なのが冷蔵庫の下と背面の掃除ではないでしょうか。私も、冷蔵庫の内部や前面は掃除しても、なかなか下や背面にまで手が回らないというのが実情です。しかし、ホコリによって冷却効果が低下したり、ハウスダストだけでなくゴキブリなどの温床になっては衛生的ではありません。また、コンセントが床の近くにある場合はトラッキング現象(プラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながる現象)の危険性も増します。やはり、きちんと掃除をしてホコリを取っておきたいものです。
しかし、小型の冷蔵庫であれば動かせるでしょうが、一般的な大きさの冷蔵庫は重いので、どうやって下と背面を掃除すればよいのでしょうか。私も自分では無理と思いずっと放置していましたが、冷蔵庫の下にはキャスターがついているので移動は思ったほどは大変ではありません。キャスターは下のカバーの奥にありますが、普段はキャスターの動きを止める調整脚が下がっています。カバーを外し、調整脚を上げれば動かせるのです。
東芝のサイトには画像で冷蔵庫の動かし方の解説がありますので、作業の流れが確認できます(→★)。ただし、調整脚の上げ方などはメーカーによって異なりますので、細部は取扱説明書で確認してください。以下に大まかな流れを示します。(画像は、上記東芝サイトからお借りしました)

冷蔵庫下のカバーを外す。(ホコリがたまっていたら、掃除機で吸い取る。)

黒く見えるのが、調整脚。(メーカーにより形状が異なることがあります)
調整脚を上げれば、冷蔵庫を真っ直ぐに引き出すことができるようになります。
真っ直ぐにしか動かないので、向きを変えるには冷蔵庫の前面を片側に振る必要があります。
(このやり方は、Panasonicのサイトに解説があります。→★)
やる前は大変そうだと思いましたが、この手順に従ってやってみたところ、意外に簡単にできました。洗浄スプレーを使ったエアコン掃除のように、特別な道具を用意したり、汚れないように周りを新聞紙やビニールでマスキングしたり、スプレーが飛び散って頭にかかってきたりもしません。冷蔵庫は真っ直ぐにしか動かないので引き出すにはコツがありますが、それが判れば動かすのは簡単でした。前に充分な空間がないと90度回転させるのは大変だと思いますが、真っ直ぐに出すだけなら女性一人でも充分に対応できると思います。私の場合、前に出すだけだったので、準備と後片付けを含めて1時間もかかりませんでした。ただし、いくらキャスターがついているといっても、中身が入っているとかなり重たいので、中身を出して(ついでに冷蔵庫の内側も掃除して)から動かすとよいと思います。
クリーニング業者のメニューに、冷蔵庫の中身の掃除はあっても、冷蔵庫を動かして下や背面を掃除がないのは、それをする人が少ないからだと思っていましたが、素人がやっても意外に簡単ということもありそうです。最近はメーカーも色々工夫して、出来るだけメンテナンスの手間が少ない家電が出て来ていますが、どうしても残ってしまう手間があります。自分で簡単にできるところはやり、業者に任せるところは任せ、これから来る夏を気持ちよく経済的に過ごしてみませんか。
参考情報
■大手クリーニング業者のエアコンクリーニング
(どちらの業者も私は使ったことがありませんが参考のため挙げます)
・ダスキン
・おそうじ本舗
引用した情報
・経済産業省資源エネルギー庁:2011年夏版 省エネ性能のカタログ
・経済産業省資源エネルギー庁:2012年夏版 省エネ性能のカタログ)
・日本冷凍空調工業会:→エアコンクリーニングのご注意
・独立行政法人 製品評価技術基板機構(NITE):エアコンによる事故の防止について(注意喚起)
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数値の違いはデータを取った年の天候の違いが大きいようですが、何れにしろ、家庭の消費電力に占めるエアコンと冷蔵庫の割合が高いことは確かです。今年の夏の電力事情がそれほど切迫しないとしても、無駄な電力消費は避けたいもの。エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると無駄な電力消費が発生することは有名ですが、冷蔵庫の下と背面のホコリも無駄な電力消費につながる可能性があります。
本格的に稼動する夏になる前、湿度が高くなってホコリにダニが増える前に、エアコン・冷蔵庫の掃除をしてみませんか?
1.エアコンの大掃除
エアコンの大掃除と言えば、エアコン洗浄スプレーを連想する方が多いのではないでしょうか。私もエアコンを本格的に動かす前、梅雨の晴れ間に洗浄スプレーで掃除をすることがここ数年の習慣でした。しかし、洗浄スプレーには注意が必要だそうです。
日本冷凍空調工業会によれば
エアコン内部の洗浄は高い専門知識が必要です。お客様自身で実施したり、正しい洗浄剤の選定と洗浄方法で行わないと、内部部品の破損による水漏れや電気部品の故障などを引き起こすことがあります。
私も市販のエアコン洗浄スプレーは、掃除の手間が大変なわりに奥の汚れがほとんど取れないという不満を持っていました。日本冷凍空調工業会は業界団体であることを差し引いても、自分で掃除をすることが費用・時間・労力の点でベストな選択かは、よく考える必要があるでしょう。業者によるエアコンクリーニングは、壁にかけたままの高圧洗浄だと一般のエアコンなら1万前後が多いので、忙しく働く女性の場合は業者に頼むのも合理的選択だと思います。ただし、フィルター自動お掃除機能付きのエアコンだと高くなりますし、完全に分解して持ち帰るなど洗浄方法のバリエーションによってはさらに高くなります。
なお、独立行政法人 製品評価技術基板機構(NITE)は、2011/06/23にエアコンクリーニングによる事故に対する注意喚起を行っています。その説明資料(PDFファイル)には「市販の洗浄剤などを使用する際には、付属の取扱説明書にしたがって使用してください。業者によるクリーニングでも事故が多発しています。」と書かれており、必ずしも洗浄スプレーによる掃除を否定しているわけではありません。洗浄スプレーを使って自分で掃除するという場合は、メーカーは推奨していないことを踏まえた上で、注意して行う必要があります。おそうじ本舗のサイトに注意点が載っていますので、参考になると思います(リンク先の下の方です→★)。逆に業者に頼む場合でも、業者の選定に充分な注意が必要です。
このようにエアコン内部が汚くなると対応が大変ですので、エアコン内部の汚れを出来るだけ抑えるようにすることも大切です。そもそも、エアコン内部にはホコリがたまりやすく湿度があるため、カビやダニなどのハウスダストが繁殖しやすいことが問題なので、できるだけそのような条件を作らないようにするのです。
(1)エアコン内部にできるだけホコリが入らないようにする
→ フィルターなどのホコリを定期的に掃除し、内部に入り込まないようにする
掃除方法は取扱説明書を参考にすべきですが、こちらも詳しくておすすめです。(おそうじ本舗→★)
(2)エアコン内部の湿度を下げる工夫をする
→ 運転終了後、しばらく送風運転をする。(All About→★)
最近では電源を切った後に自動で送風運転してくれる機種もあります。
(3)カビをエアコン内部から室外に追い出す工夫をする
→ 運転開始後10分間は送風運転しながら2か所窓を開ける。(あさイチ→★)
冷房や除湿で運転するとエアコン内部に水が貯まり、その状態で数日エアコンを使わず、部屋の温度が高めというような状況が起こるとカビが発生するそうです(→★)。泊りがけの出張や夏休みの帰省・レジャーには、特に注意が必要ですね。
2.冷蔵庫の大掃除
エアコンの掃除も面倒ですが、それ以上に面倒なのが冷蔵庫の下と背面の掃除ではないでしょうか。私も、冷蔵庫の内部や前面は掃除しても、なかなか下や背面にまで手が回らないというのが実情です。しかし、ホコリによって冷却効果が低下したり、ハウスダストだけでなくゴキブリなどの温床になっては衛生的ではありません。また、コンセントが床の近くにある場合はトラッキング現象(プラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながる現象)の危険性も増します。やはり、きちんと掃除をしてホコリを取っておきたいものです。
しかし、小型の冷蔵庫であれば動かせるでしょうが、一般的な大きさの冷蔵庫は重いので、どうやって下と背面を掃除すればよいのでしょうか。私も自分では無理と思いずっと放置していましたが、冷蔵庫の下にはキャスターがついているので移動は思ったほどは大変ではありません。キャスターは下のカバーの奥にありますが、普段はキャスターの動きを止める調整脚が下がっています。カバーを外し、調整脚を上げれば動かせるのです。
東芝のサイトには画像で冷蔵庫の動かし方の解説がありますので、作業の流れが確認できます(→★)。ただし、調整脚の上げ方などはメーカーによって異なりますので、細部は取扱説明書で確認してください。以下に大まかな流れを示します。(画像は、上記東芝サイトからお借りしました)

冷蔵庫下のカバーを外す。(ホコリがたまっていたら、掃除機で吸い取る。)

黒く見えるのが、調整脚。(メーカーにより形状が異なることがあります)
調整脚を上げれば、冷蔵庫を真っ直ぐに引き出すことができるようになります。
真っ直ぐにしか動かないので、向きを変えるには冷蔵庫の前面を片側に振る必要があります。
(このやり方は、Panasonicのサイトに解説があります。→★)
やる前は大変そうだと思いましたが、この手順に従ってやってみたところ、意外に簡単にできました。洗浄スプレーを使ったエアコン掃除のように、特別な道具を用意したり、汚れないように周りを新聞紙やビニールでマスキングしたり、スプレーが飛び散って頭にかかってきたりもしません。冷蔵庫は真っ直ぐにしか動かないので引き出すにはコツがありますが、それが判れば動かすのは簡単でした。前に充分な空間がないと90度回転させるのは大変だと思いますが、真っ直ぐに出すだけなら女性一人でも充分に対応できると思います。私の場合、前に出すだけだったので、準備と後片付けを含めて1時間もかかりませんでした。ただし、いくらキャスターがついているといっても、中身が入っているとかなり重たいので、中身を出して(ついでに冷蔵庫の内側も掃除して)から動かすとよいと思います。
クリーニング業者のメニューに、冷蔵庫の中身の掃除はあっても、冷蔵庫を動かして下や背面を掃除がないのは、それをする人が少ないからだと思っていましたが、素人がやっても意外に簡単ということもありそうです。最近はメーカーも色々工夫して、出来るだけメンテナンスの手間が少ない家電が出て来ていますが、どうしても残ってしまう手間があります。自分で簡単にできるところはやり、業者に任せるところは任せ、これから来る夏を気持ちよく経済的に過ごしてみませんか。
参考情報
■大手クリーニング業者のエアコンクリーニング
(どちらの業者も私は使ったことがありませんが参考のため挙げます)
・ダスキン
・おそうじ本舗
引用した情報
・経済産業省資源エネルギー庁:2011年夏版 省エネ性能のカタログ
・経済産業省資源エネルギー庁:2012年夏版 省エネ性能のカタログ)
・日本冷凍空調工業会:→エアコンクリーニングのご注意
・独立行政法人 製品評価技術基板機構(NITE):エアコンによる事故の防止について(注意喚起)

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