2014/09

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忙しく働く女性に必要な片づけスキル


忙しく働いていても、部屋がきれいに整理されている人がいます。しかし、忙しくなればなるほど部屋が散らかってしまうという人も多いのではないでしょうか。散らかっていても見た目以外に問題がなければ、全てを完璧にやって倒れるよりはずっと良いことです。しかし、どこに何があるか分からなくなり、探し物に時間をとられるようになったら問題です。探し物というマイナスをゼロに戻すむなしい作業を「時間ドロボー」と思うのは私だけではないでしょう。仕事を効率よくこなすためにも、「片づけ」が大切だと多くの人が気がついています。

そこで今回のミニコラムでは、片づけ本として過去大ヒットをした『断捨離』と『人生がときめく片づけの魔法』(以下、『片づけの魔法』と略)の2つを取り上げ、「片づけ」について考えてみたいと思います。どちらも「これで片づけられるようになった」という声が多い一方、「合わない」という人もいるので、片づけ方法には多くの人に当てはまる本質的な部分と、人によって異なる相性のようなものがありそうです。本質的な部分を外さず、自分に合った方法を見つけることが出来れば、片づけられた状態に早く到達できるのではないでしょうか。

新・片づけ術「断捨離」

人生がときめく片づけの魔法


1.共通点

基本的な考え方はおどろくほど似ています。私が感じた重要なポイントは、次の3点でした。
 
まずは捨てる
まず第一にやるべきは、不要なものを捨てる(リサイクル等を含む)こと。収納方法などを考えるのは、不要なものを捨てきってから。ただし、外から見える行為は「捨てる」でも、本質的には「自分に必要なものを選ぶ」である。
片づけ=自分との対話
これが自分にとって本当に必要か・ふさわしいかを判断するためには、おのずと自分にとって大切なことは何かなど、深いレベルで自分を見つめなおさざるを得ない。
「執着」「不安」から解放される
モノを捨てられない大きな原因が、「過去への執着」や「未来への不安」。「今」の自分にとって必要なことは何かを考えているうちに、そのような執着や不安がなくなる。

今の自分に必要でふさわしいモノという視点でモノを厳選すれば、大した収納テクニックがなくても気持ちのよい空間が生まれ、余計な執着や不安から解放されたり、本当の自分が分かったりして、人生にも好循環が生まれる。まわりに大量のモノが溢れ、必要以上に所有欲をかきたてられている私たちのほとんどに当てはまる、これが1つの解なのだと思います。

2.相違点

1のような共通点も見られますが、もちろん違いがあります。私が気がついた大きな違いを簡単にまとめてみました。

danshari_konmari.png

※1 別の場所にあっても、同じ種類のモノはまとめて片づける
※2 それぞれ、同じ著者のその後の本で補完されている

3.この2つの本をどう生かすか

1であげた共通点は片づけの本質(コア)で、2の相違点は方法論の違いだと思います。どんなにすぐれた方法論でも万人に通用することはないので、どちらが正しいかではなくどちらがより自分に向いているかという問題でしょう。自分に合わせて必要なところ・使えるところを利用すればよいのではないでしょうか。私の場合、基本的なやり方は『断捨離』をメインにし、残すものを決める判断基準や収納法は『片づけの魔法』からヒントをもらう形に落ち着きました。

  • 一気に片づけるためのまとまった時間を確保できないので、すき間時間で少しずつという『断捨離』の方式しか選択できない。
  • 仕事関連のもの(仕事用の服や本)が多いため、「ときめき」だけで判断できない。また、プライベートの「ときめき」も日によって変わるので、短期間で一気に捨てることはリスクが大きい。
  • 『片づけの魔法』は、具体的に著者の捨てる基準や収納の基準・例が理由つきで示され、イメージしやすい。

忙しく働く女性の多くは、時間的制約から『片づけの魔法』の一気の片づけはかなり難しいのではないでしょうか。ただ、すき間時間で少しずつやる方法は挫折しやすいのもまた事実で

◇ いつまでに終えるという目標を明確にしておく
◇ 片づけが終わるまでは、新しいモノを買わない(断捨離の「断」)

などの対策が必須です。

『片づけの魔法』は、「ときめき」のような感覚的な言葉遣いや文体に混じって、非常に合理的な思考もあり、『断捨離』とは別の刺激を受けました。例えば、こういう理由(下の例では↑部分)だから、こうすべきという提案(▼部分)の、提案部分は私の生活スタイルにはあまり合いませんでしたが、理由部分は「そういう視点も必要だ」と納得するものでした。

▼ 取扱説明書は全部捨てる
▼ 契約書などほとんどアクセスしないものは、分類せずまとめて保存
  ↑ 「分類・保管の手間」と、「必要になる頻度×探す(代用を含む)手間」を天秤にかけた結果
     (リスク管理と同じ考え方)
▼ 「行動動線」「使用頻度」は無視してもOK
  ↑ 取り出す手間よりしまう手間を軽くするため、シンプルな収納にする

私は取扱説明書を全部捨ててはいませんが、リスク管理と同じようにむやみに全てに備えるのはムダだと気がつき、自分なりの基準で取捨選択するようになりました。同様に、それまで漠然としか意識していなかった「しまう手間」を強く意識するようになり、「行動動線」「使用頻度」と「しまう手間」のバランスを考えるようになりました。

世の中にはこの2冊以外にも片づけ・収納・インテリアの本があふれていますが、私の場合、「欲しいものが、手間なく(=ストレスなく)取り出せる」ことが一番重要な条件です。他の人には散らかっているように見えてもモノが把握できてすぐ取り出せればOK、どんなにきれいに見えても取り出すのに手間がかかりすぎるものはNGなのです。最終的に何が一番重要かという基準を明確にし、それをぶれずに守り続ければ、自然に片づくようになると思います。忙しく働く女性にとって、一番重要なのは「時間」ではないでしょうか。

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