2014/07

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働く女性にあった部屋干しの方法


梅雨の季節になると、部屋干ししている洗濯物の臭いが気になる方も多いのではないでしょうか。もっとも、最近では部屋干しは梅雨に限ったことではなくなりつつあります。春の花粉、夏の突然の激しい雨を避けるため、あるいはひとり暮らしの女性は、防犯のため常に部屋干しということもあるかもしれません。働く女性にとって、臭いがつかないように部屋干しするテクニックは、自分のペースで家事をこなすために必要なことと言えるでしょう。

部屋干し臭の原因は、衣服についた菌が繁殖するためだそうです。このミニコラムでは、私の経験を踏まえて
  1. 洗う前に菌を繁殖させない
  2. 洗濯でしっかり汚れと菌を落とす
  3. 乾かしている間に菌を繁殖させない
の3つの視点から、働く女性ができる方法を考えてみたいと思います。

1.洗う前に菌を繁殖させない

洗う前に菌を繁殖させない最も効果的な方法は、「こまめに洗う」ことでしょう。しかし、働いているとそう頻繁に洗濯はできないものです。となると、菌が繁殖しないように出来るだけ湿度の低い=通気性の良い環境で保管する必要があります。また、洗濯槽に菌が繁殖していると洗濯物に菌が付着するので、洗濯槽の菌を減らしておくことも大切です。

  • 汚れ物は、洗濯槽ではなく、通気性の良いカゴなどに入れる。
  • 洗濯槽で菌が繁殖しないように、洗濯後はできるだけ早く洗濯槽を乾燥させる。
    (洗濯槽乾燥の機能を使う、洗濯機の扉は洗濯槽が乾燥するまでものを入れず開けておく、など)
  • 洗濯槽を定期的に洗浄・除菌する。
    (方法は、洗濯機の取り扱い説明書に従う。)

汚れ物を洗濯槽に入れると手軽で省スペースですが、湿度が高くなって菌が繁殖しやすい環境になりやすいものです。しかし、大きなカゴを置くスペースがない場合もあります。そのような時、私は1日分の汚れ物が入る小さめのかごを用意していました。カゴに1日入れている間に湿り気が取れるので、次の汚れ物が出たときに洗濯槽に移すのです。濡れたタオルなどは、干して乾燥させてから洗濯槽に入れます。また、洗濯機の扉は常に少し開けておくようにしました。ベストの環境とは言えませんが、菌の繁殖をそれなりに抑えることが出来ていたと思います。

2.洗濯でしっかり菌を落とす

洗濯洗剤や漂白剤、柔軟剤の種類(成分)の違いがよくわからず、香りなど付加機能で選んでいませんか。私はどれを選んでも基本的性能に大差はなく、付加機能の違いだと思っていました。しかしやはり得意・不得意があり、多少の違いはあっても大まかには次のような傾向があるそうです。

  • 洗浄力は液体洗剤より粉末洗剤の方が強い傾向がある。
  • 粉末洗剤には漂白剤や蛍光増白剤(染料の一種。詳しいことは→)が入っている場合が多い。
  • 漂白剤は汚れの色素を落とすだけなく、臭いをとったり除菌する作用もある。
  • 漂白剤には塩素系、酸素系(粉末)、酸素系(液体)があり、この順で漂白力(除菌力)が強い。
  • 酸素系漂白剤は、粉末・液体ともに、色柄物・白物両方に使える。
  • 抗菌効果のある柔軟剤もある。

私は、液体洗剤の方が後から出たので、粉末洗剤より性能がよい(洗浄力が強い)と思っていましたし、粉末の酸素系漂白剤は存在すら知りませんでした。

粉末洗剤は液体洗剤より変質しにくいため、より多くの成分が加えられています(洗濯洗剤の成分と働き→)。粉末洗剤の洗浄力が液体洗剤よりも強い傾向にあるのは、そのためかもしれません。ただ私の場合、手間などを考えるとなかなか粉末洗剤は使えず、部屋干し対応や除菌・抗菌剤(除菌と抗菌の違い→)を配合している液体洗剤を使ったり、一般の液体洗剤+液体の酸素系漂白剤で洗ったりしています。

それでも、たくさん汗をかいたときのシャツや濡れたタオルなどは、洗濯するまでに乾かして菌を増やさないように気をつけていても臭うことがあります。そういったものは、粉末の酸素系漂白剤をお湯に溶かし、30分つけ置きしてから洗濯するようにしたところ、臭いが気にならなくなりました。

生活スタイルによってベストな洗剤などの組み合わせ・やり方は異なると思います。メーカーのサイトには、洗剤・漂白剤・柔軟剤などの詳しい説明がありますので(花王→、ライオン→ )、もし臭いで悩んでいるのであれば、いまより菌を少なくできる方法を試してみてはいかがでしょうか。

3.乾かしている間に菌を繁殖させない

洗濯した洋服は菌が繁殖しやすい状態なので、できるだけ早く乾燥させる必要があります。環境にもよりますが、5時間以内が目安のようです→()。そのためには、風通しを良くして湿度を下げることが効果的で、具体的には

  • 洗濯物の間に空間を作るよう干し方を工夫する。(→
  • 扇風機やエアコンの除湿機能・除湿機を上手に利用する。除湿+扇風機がベスト。(→

私の場合、洗濯ハンガーに干すものは薄いものだけにし、主に洋服ハンガーを使って間隔をあけるようにしました。しかし、それよりも除湿機+扇風機の使用が効果があったように思います。デシカント(ゼオライト)方式の除湿機を使用していますが(除湿機の方式の詳細は→)、吹出口から出る温風が効率的に洗濯物に当たるので、エアコンの除湿機能より洗濯物が乾きやすいように感じます。布団の部屋干しにも使えるので、置くスペースが確保できるなら除湿機はおすすめです。デシカント方式の除湿機の欠点は、消費電力が大きいこと、温風で室温が上昇(3~8℃程度)するため暑さ対策が必要な季節があることです。夏などはエアコンの除湿+扇風機にしたり、急ぐ場合は除湿機+エアコンの除湿+扇風機で一気に乾かしたり、状況に合わせてやり方を変えています。


清潔感は働く女性にとって大切なイメージの1つです。洋服が臭うことは洋服が汚れていることと同じで、評価を落としかねません。働いているとなかなかタイミングよく洗濯が出来ませんが、少しの知識・情報があれば限られた時間と労力で対応できるものだと思います。ただ、私のように多くの働く女性は洗濯の知識・情報に無頓着かもしれません。このミニコラムが、洗濯を効果的に行うきっかけになればと思います。

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