働く女性の戦略的生活スタイル|Another You STYLE
働く女性の生活を戦略的に考え、仕事・ファッション・くらし・美容/健康・スキルアップ・食事などについて、ミニコラムとしてご提案・ご紹介してまいります。
1.あずきのチカラ
「あずきのチカラ」はドラッグストアにも置いてありますので、使っている方も多いのではないでしょうか。
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私は目の疲れに、自宅では蒸しタオル、会社では「めぐリズム」をずっと使っていたのですが、蒸しタオルの後片付けが面倒になって、「あずきのチカラ 目もと用」を買ってみたところ、蒸しタオルや「めぐリズム」に比べ適度な重さがあって、気に入りました。首肩用には既に販売中止の他社製品を使っていたのですが、寿命が来たので「あずきのチカラ 首肩用」に買い換えたところ、前の商品より良かったです。
あずきのチカラの以下の点が私は気に入っています。
○ 電子レンジで温めるだけで使え、手入れも楽
○ 適度な重さがあるので、熱が伝わりやすい
(ただし、重さに関しては逆に重いと感じるケースもありそうです)
○ 蒸気があるのでより温まってほぐれる(気がする)
しかし、
・ 独特なあずきの匂いがする
・ 連続して使用できない(4時間のインターバルが必要)
・ コリや疲れの程度によっては重く感じることがある
・ 目もと用は、上を向いていないとずり落ちる
という注意点があります。
そのため私は夜、寝そべりながら首肩と目もとを温めていました。この場合、首肩の後ろ側は床に押し付けられて感じる熱さが強くなるので、温度に注意する必要がありますが、重さの負担が少ないというメリットがあります。(あわせて次の2つのグッズと一緒に使えるというメリットもありますが、それは最後にお話します。)
ところで患部を温める商品は、「あずきのチカラ」とともに「ゆたぽん」が有名で、私は腰を温めるためには「ゆたぽん」を使っています。しかし「ゆたぽん」はジェルを固めのビニールで包んだ上から布をかける形なので、ビニールのガサガサ・ゴワゴワ感が私は少し気になり、首肩用には「あずきのチカラ」を選びました。しかし、「あずきのチカラ」と似た仕様の「スチームゆたぽん」というシリーズもあるそうです。「あずきのチカラ」「スチームゆたぽん」はともに使用回数に限度があるので、次回買い換えるときは「スチームゆたぽん」も試してみたいと思っています。
2.中山式快癒器
つぼを押すと痛みが和らいだり、血行がよくなったりなど色々な効果を実感します。しかしコリが強い私は、強力に押さないと効果を感じないので、自分で押す場合はかえって疲れてしまうことも。そこで愛用しているのが、中山式快癒器です。中山式快癒器の上に寝て、自分の体重でつぼ押しをするというものです。きちんとつぼの位置にセットできれば、後は体重でつぼ押しが出来るので楽につぼ押しできます。突起の間隔も、つぼに当たりやすい絶妙の位置です。
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私はパソコンの使いすぎでストレートネックなので、寝そべって首の付け根(後頭部にある骨の下にある左右のくぼみ)に球を当てて寝ると頭がすっきりします。最近、テニスボールでストレートネックを治す方法が話題になっていますが、それと同じ原理だと思います。また、腰だけでなく腰の上(腎臓のあたり)もこっているので、ここも押すと肩腰の疲れが軽減されます。
3.フットマッサージャー
1日中座っていると脚がむくみやすいので、フットマッサージャーは必需品でした。脚の血行がよくなると下半身だけでなく上半身にも血が巡るのか、肩こりも軽くなる気がするので、肩こり改善のためにも脚のマッサージは欠かせません。こちらも寝そべって、足裏やふくらはぎを刺激します。
ただフットマッサージャーは大きすぎて保管場所の確保が大変なため、持っていたものが動作不良になり廃棄してからまだ再購入していません。代わりに、100円ショップで売っていた突起つきのボール(手で握って手のつぼ押し用のグッズ)を足裏やふくらはぎの下でコロコロさせたり、足裏刺激グッズで足裏を刺激したりしています。それでも効果はありますが、やはり手軽さはフットマッサージャーのほうが数段上です。
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4.3つのグッズの使い方
3つのグッズは全て寝そべって使っていることにお気づきになったでしょうか。それは同時に3つのグッズを使うためです。「あずきのチカラ」2つをチンして用意したら、首肩用を肩に乗せてマットの上に寝て、「中山式快癒器」を首や腰の下に敷き、「フットマッサージャー」の上にふくらはぎをのせ、最後に目もと用の「あずきのチカラ」をのせる。10分程度この体勢でいると、全身がかなり軽くなります。(今はフットマッサージャーがないので、代わりにボールをコロコロなどしていますが。)
目の疲れ、肩こり、腰痛は、本来なら正しい姿勢と適度な休憩で体に負担をかけず、ストレッチ・軽い運動で血行を良くして予防することが一番大切でしょう。しかし働いているとなかなかそういう訳にもいかず、無理することも多々あります。あまりひどくなると仕事のパフォーマンスにも影響するので早く治す必要がありますが、そのような状態のときはひどく疲れているはずなので、自分で何かをするには限界があります。マッサージなどをプロにやってもらうと気持ちよくて楽ですが、忙しい時はお店の営業時間には行けないケースも多いはずです。薬は手軽ですが、習慣性がつくと厄介です。その点、自分の好きな時間にさっと使えるグッズは忙しくて疲れているときこそ便利でしょう。ただし、かけられる時間も労力も限られるはずなので、効率的に使う方法を工夫してみてはいかがでしょうか。

冷え対策として手軽で一般的なものは「しょうが」ではないでしょうか。その中でも、紅茶に生のしょうがをすりおろして入れたしょうが紅茶は簡単なのでよく本などで紹介されています。しょうがをすりおろす時間もないときはチューブ入りのしょうがでもよいとも聞きます。私も昔は生のしょうがをすりおろして作ったしょうが紅茶を飲んでいました。
しかし、NHKの番組『ためしてガッテン』を見てからは、生のしょうがを使うのはやめました。生のしょうがに多く含まれる「ジンゲロール」は、手先などの末しょうはポカポカさせるけれど肝心の深部体温は下げる作用があるそうです。しかし、しょうがを乾燥させると「ジンゲロール」の一部が「ショウガオール」という別の成分に変化し、これが血流を高めて深部の熱を作り出すそうです。つまり、体の深部を温めたいならば、生のしょうがより乾燥したしょうがの方がよいというわけです(→★)。ちなみに、生のしょうがは風邪対策によいようです。(日経ウーマンオンライン→★)
それ以来、番組で紹介された方法で乾燥しょうが(番組では「ウルトラしょうが」と呼んでいました)を作ったり、粉末しょうがを買ったりして冷え対策をしてきたのですが、先日NHKの番組『あさイチ』で「ウルトラしょうが」を超える「ウルトラ蒸しショウガ」というものが紹介されていました。(→★)
中国漢方ではショウガには2つの種類がありました。1つはショウガを乾燥させただけの生姜(ショウキョウ)。もう1つは、見た目が黒っぽい乾姜(カンキョウ)です。
乾姜は生姜よりも値段も高く、体を中から温めてくれる生薬として珍重されていて、これが「ウルトラ蒸しショウガ」の正体でもあります。
つまり、今まで私が使っていた「ウルトラしょうが」は生姜(ショウキョウ)であり、それを上回る効果の「ウルトラ蒸しショウガ」乾姜(カンキョウ)があるらしいのです。

福岡大学・日本食品機能分析研究所の調査では、体感では「ウルトラ蒸しショウガ」は「ウルトラしょうが」よりも3~4倍温かさを感じるそうです。早速、ウルトラしょうがとウルトラ蒸しショウガを作って試してみたところ、確かにウルトラ蒸しショウガの方が腹部が温まる気がしました。残念ながら背中の方はそれほど効果を感じなかったので、思い込みの可能性もありますが。
「ウルトラ蒸しショウガ」の作り方は、しょうがをスライスして蒸して乾燥させるというもので、詳しい作り方や注意事項は『あさイチ』のホームページで紹介されています。しかし、乾燥させる方法はまる1日の天日干しか1週間程度の部屋干し(電子レンジで乾燥させるのは発火の危険があるためやらないようにとのこと)なので、働く女性にはちょっと厳しいものがあります。となると、市販品を買う方が現実的でしょう。市販の乾燥しょうが粉末には、乾燥させただけのもの(ウルトラしょうが・生姜(ショウキョウ))と蒸してから乾燥させたもの(ウルトラ蒸しショウガ・乾姜(カンキョウ))が混在しているようです。強い温め効果を期待するならば、蒸してから乾燥させたと記載されているかどうかチェックした方がよいかもしれません。また「乾生姜(カンショウキョウ)」と書かれていることがありますが、「乾姜」とは違うのでこの点も注意が必要でしょう。Wikipedia(→★)等によれば、「乾生姜」は生姜(ショウキョウ)のことで、生のしょうがと区別するための呼び方だそうです。なんともややこしいですが、冷えは女性の大敵。正しく理解して、上手に体を温めたいものです。


37、8歳という年齢は、男性も女性も肉体的な1つの転換点ではないのでしょうか。私も、あれ?おかしい、今までとなにか違うと感じはじめたのがこの年齢でした。20代~30代前半の女性の肌のようなきめの細かさ・やわらかさが少なくなり、顔全体がくすんで元気のない暗い肌になりがちでした。また、口角が下がり気味で、不機嫌そうな表情も気になりだしました。
リーダーなどと言われる立場になって相当忙しくて疲れ気味でしたし、トラブル続出のため表情も厳しくなりがちだったので、年齢だけではなく、そのような環境も一因だったのかもしれません。しかし、お客様やメンバーに疲れた印象・不機嫌そうな印象を与えることは、リーダーとしてはあまり良いことではありません。お客様はこの人に任せて大丈夫だろうかという不安を覚えるでしょうし、メンバーのやる気まで下がる可能性もあります。疲れていたとしても、それなりの明るさ・前向きな姿勢を感じさせなければなりません。
このような場合、多くの女性はメイクで対処する方法を考えるのかもしれません。しかし、私はメイクが崩れやすい体質・くせを持つ上に、メイク直しをしている時間もないほど忙しかったので、メイクでの対処は始めからあきらめていました。崩れたメイクほど、みっともないものはないですから。また、粗を隠すためにお化粧に頼ると、段々とお化粧が濃くなっていきそうで、ビジネスシーンではふさわしくないと思ったからもあります。
前の2つのコラム( 働く女性にとっての美容と健康(1) / 働く女性にとっての美容と健康(2))では、ストレッチで体のマイナスをリセットし、スロトレ・アイソメトリック、ウォーキングなどでより積極的に体力をつけようと動き始めたことをお話しました。そこで実感したのは、筋肉の若さが見た目の良さにつながるということです。そんな時、だんだんと衰えを感じはじめた顔も表情筋を鍛えれば持ち直せるという話を聞き、興味を持ったのでした。
第3ステップ : 顔も鍛えられる!?
その後、本格的な表情筋トレーニングも試してみました。ひとつは犬堂文子さんの「フェイスニング」です。普段使っていない表情筋を動かすのは大変で、フェイスニング後には軽い筋肉痛のような状態にもなりました。私には、アエイオウ運動がストレッチだとしたら、フェイスニングは坂道ダッシュのような感じがしました。当時の私にはレベルが高すぎたことと、エクササイズの種類が多すぎてどれをやるべきか迷ったこともあり、続きませんでした。まず行ったのが「アエイオウ運動」です。大きく口を開いて、筋肉の動きを意識して「ア・エ・イ・オ・ウ」と言うだけ(声が出せないところでは、口だけ動かしても大丈夫)なので、ちょっと時間のあるときにいつでもどこでもできるのが良いところです。私は会社から帰宅中の人のいない路上やお風呂の中で行うのが日課でした。口を大きく開けるので、ストレス解消にもなります。

次に試したのは、宝田恭子さんのエクササイズでした。適度な負荷でやりすぎないよう注意すべきなど理論面がスロトレの石井直方さんと似ている点に安心感がありました。また、歯科医師であることも試してみようと思った理由の1つです。専門家がすべて正しいとは思いませんが、その道のプロのお話はやはり参考になる部分が多いというのが、仕事で学んだことですので。
その中で、私がやっていたのは舌回しエクササイズと舌スイングエクササイズです。舌回しエクササイズは、口を閉じたまま舌で歯と歯肉をなでるようにまわし、同時に目もまわすというもの。最近では美容番長シルクさんも似たようなエクササイズを紹介していたと思います。舌スイングエクササイズは、胸の前で手をクロスして上を向き、舌を突き出して両方の口角を舐めるように左右にスイングさせ、同時に目もスイングさせるというもの。どちらも、舌と一緒に目も動かすので、1日中パソコンを使う仕事をしていた私には一石二鳥でした。(詳細情報は後述いたします。)ただし、ちょっと人には見せられないような顔になるので、人のいない場所でしかできないという制約があります。ペットボトルを使ったエクササイズもあったのですが、それは続きませんでした。私には道具を使ったエクササイズは続かない傾向があります。やはり道具が要らないものに比べて手軽ではないからです。
このように、会社からの帰宅途中でストレス発散も兼ねてアエイオウ運動をし、お風呂の中では目の疲れをとるのも兼ねて舌回しエクササイズと舌スイングエクササイズをするというのが私の定番になりました。これらの効果は劇的というほどではありませんでしたが、疲れた印象・不機嫌な印象は周りに与えなくなったのではないかと思っています。もう少し口角を上げた方がよいのだろうかと思ったこともありましたが、不自然に口角が上がりすぎると作り笑いのような違和感・不快感を与えかねません。やはり、やりすぎず、適度な範囲に留めるということが、ビジネスでも他の何事でも重要なことだと思い直しました。表情筋のトレーニングに割ける時間もそれ以上ありませんでしたし、ビジネスの世界では若い=経験不足と思われるケースもあり、歳相応に見られることは決してマイナスではないと思ったためもあります。
ただ、年齢がさらに上がった最近では、1つの対応策に頼ることの限界も感じ始めています。これからは、もう少し負荷の高い表情筋トレーニングや、リンパを巡らせるマッサージや、お化粧の有効利用など、トータルでケアしなければいけないのかもしれないと感じています。さらには、がむしゃらに働いてきた年齢を超え、これからは色々なことの優先順位を少し見直す必要があるのではないかとも感じています。仕事を優先する姿勢は変わらなくても、自分自身をもう少し大切にして時間を割くことが仕事の質の向上につながるかもしれないと思うのです。
ただ、その場合でも今までのように「時間」と「手間」が最大のネックになるのは間違いないと思います。自分に都合のよいタイミンでサッと始められ、時間がかからないか「ながら」でできること。特別に行うのではなく、生活に組み込めるというのが大切なようです。また、できるだけ器具がいらないことも手軽さにつながる重要なポイントかもしれません。私はこれまでほとんどの時間を仕事に割く生活をしてきましたので、マッサージやお化粧の知識が少なく、これから勉強しようと思っています。もし、参考になる情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントをいただけるとうれしいです。
★ 関連コラム
・働く女性にとっての美容と健康(1)
・働く女性にとっての美容と健康(2)
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■ エクササイズに関する情報
「アエイオウ運動」は色々なところで記載されているようですが、私は佐伯チズさんの本で知りました。佐伯チズさんのWebマガジン「美肌茶房」に、「アエイオウ運動」の説明があります。→ ★
宝田恭子さんのエクササイズは、ご自身のHPでも公開されています。→ ★
犬堂文子さんの「フェイスニング」は、NHKの番組を見てトライしてみました。本も持っていますが、やはり映像があるのとないのでは分かりやすさが違うと思います。犬堂さんはDVDは出していないようなので、リトライするなら「大人のDS 顔トレーニング」がいいかなと思っています。(このソフトは、ニンテンドーDS/DS Liteのみ対応で、DSiでは使用できないそうです)
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